3月のライオン 1巻(追加)

三軒茶屋 別館さん

ハチワンダイバー』で菅田が将棋という「戦い」に特化していき(他を切り捨てて)内に内に進んでいく物語であるというのとは真逆に、『3月のライオン』は他を切り捨てて将棋の世界に特化してきた桐山零が外の世界を知っていく物語なのではないかなあ、と思いました。

『3月のライオン 1巻』将棋講座

やまなしなひびさん

徐々に見えてくる人間関係、主人公が「何もない」と言われていた背景、想像の余地を残す程度に与えられる謎と伏線、画面いっぱいを存分に使い切る絵の美しさと言葉選びの美しさ。そして、『ハチクロ』同様にダイレクトにこちらの心を鷲づかみにしてくる力強さ。

マンガソムリエさん

男では乙女チックすぎると真っ直ぐ向き合えないジャンルを、乙女度は全くうすめないままで、少年漫画的要素(ギャグ)をぶち込むことで中和するという力業。

ギャグを入れるタイミングというか、ギャグに対するコマの裂き方というか、そういうことに対する嗅覚が尋常じゃない。

3月のライオン 1巻