それでも町は廻っている　４巻　石黒正数　ヤングキングアワーズ　少年画報社

フラン☆Skinさん
(案外伏線とか凝りまくってます)

のんびりとしているようで案外凝りまくってるのでじっくり読むのもお勧めです。

針原さんのフットワークの伏線は言われるまで気付きませんでした。
伏線の巧みさはこの前紹介したポトチャリポラパさんのネムルバカレビューにも言及が。

この巻では針原が躍進を果たしたといえるのでは。タッツンと名勝負を繰り広げたり、親しみやすい顔と面倒がいい性格で歩鳥似ながら姉とは違って賢く将来性がありそうな弟と仲良くなったり。

やはりページ数の多かった埋蔵金探し篇はキャストも多めで展開もよかった。紺先輩のもうひとつの面をこれでもかと見られたし、影薄かった針原さんもいっきに存在感を増した。

今回だけでなくこのマンガにはいつも、大切な日常に対する想いが描かれていますよね。

だから、笑いの中にもどこか切ないような思いを感じさせてくれるんでしょう。

キャラも巧いコト出来上がってきて、キャラの掛け合いも益々洗練され、歩鳥を中心に面白く回ってきてますね。