3月のライオン 2巻 羽海野チカ ヤングアニマル 白泉社

漫画読みログさん『逃げなかったって記憶が』

クリスマスが交友関係の通知表だなんて、ああ、この季節に出すコミックスとしては残酷ですなぁ。かわいい顔して、えぐるよねぇ。

ちなみに僕は今年のクリスマスは去年同様1人エロ漫画について語る予定です。僕の通知表は何点でしょうか。

犬の本棚さん『三人称としてのコマ、多重的に展開される一人称』

3月のライオン』のコマ外は、ある時は背景として、ある時は心情の暗喩として、時には心情を直接に表現しています。

ほんよみの森さん『やっぱり生活するって素敵』

私にとっての「3月のライオン」は、第一に「食べ物のおいしそうな漫画」であるなあと思いました、2巻まで読んでみて。

登場人物が何を食べているかという描写が愛着や共感を高めるという指摘。なるほど、確かに言えそうです。

三軒茶屋 別館さん『『3月のライオン』が描く3つの孤独』
画像アリ

他人との接触を避け将棋の世界に逃げ込み、それでも「その中の世界」でも入り込むことができない主人公を丹念に描くことで、彼の孤独を読者は最大限に味わい、そして桐山零の孤独が癒されたとき、読者も同時に大きなカタルシスを受けるのだと思います。

三軒茶屋 別館さん『『3月のライオン 2巻』将棋講座』
画像アリ
将棋が分からない身として、こういう盤面の意図を解析してくれる記事は助かります。

フラン☆Skinさん『将棋とホームドラマと…』

果てしなく続く人生の苛酷さに絶望し、怠惰を受け入れようとしてしまう―
この場面が心理描写の巧みさも相まって凄く共感できてしまうんですよね。

1巻終盤から2巻にかけての、零が対面するプロの苛酷さが読んでいる身にも突き刺さります。その分川本家の温かさが力強く思えます。

謎の男の小説感想部屋さん

1・2巻への言及。

なんかもう、ギャップが凄い。
凄いだけに、コメディータッチの部分は色濃く鮮やか。そして一人語りの雰囲気は一層暗く、深く沈んでいきます。

ポンコツ山田.comさん『「3月のライオン」の「優しさ」。あとタイトルについて。』

きっとこの作品は、零君の、そして他のキャラの傷を癒す作品です。そして同時に、癒えていく段階で現れる「優しさ」を描いていく作品でもあると思うのです。

タイトルに関しては、「三月ウサギ」というのは初めて聞きました。作者の意図がそこにあるのかもしれません。
1巻発売時に、同名の邦画との関連を指摘する記事があったので再度紹介。
http://www.h2.dion.ne.jp/~hkm_yawa/kansou/sangatunolion.html

タイトルの英題「March comes in like a lion」をはじめとし、DVD「三月のライオン」に付された監督の解説文をそのまま引用するだけで、「3月」の解説足りえるという現実を目の当たりにするからである。

3月のライオン 1巻 羽海野チカ ヤングアニマル 白泉社 - クレイジーワールド 〜漫画レビューまとめ〜