バクマン。 1巻 小畑健 ガモウひろし大場つぐみ 週刊少年ジャンプ 集英社

大炎上さん『漫画家を目指す二人の中学生』
画像アリ

いかにも現代らしいのは最高が「漫画家は博打打ち」と思っていて夢を見てないこと。


三軒茶屋 別館さん
『『バクマン。』と『DEATH NOTE』を比較して語る物語の「テンポ」と「密度」』

主人公のパートナーとの出会いと目的(夢)を提示し、夢に向かう手法を提示しながら1巻の終わりでは2巻への新たなステップを予感させる、と『DEATH NOTE』『バクマン。』と同じような展開の速さ、密度の濃さを構成していることが感じ取れます。

真・業魔殿書庫さん
『子供受けは良くなさそうな気がするけど、漫画好きには面白いぜ』

漫画が好きな気持ちは根底にありますし、その生々しい理由と計算と努力で突き進む秀才型主人公なのが面白いと感じています。

ポンコツ山田.comさん
『いい意味で裏切られた「バクマン。」のジャンプ精神について』

「王道」部分を濃く描きながらも、「漫画」部分のディティールが細かいのが、この作品の面白さを重層的なものにしていると思います。

ポンコツ山田.comさん
『「バクマン。」に見る、非ファンタジー作品の「努力・友情・勝利」。っていうか「努力」。』

バクマン。」はおそらくかなり地に足着いた世界観、現実と強く通ずるところのある作品世界でしょうから、努力の描写の上限には相応の人間らしさが必要です。

漫画のある日常さん

努力するシーンが書かれるマンガはあれどもほぼ全て努力するというのは珍しい。

漫画読みログさん『だからその夢がかなったら』

この作品の中でリアルなのは「マンガを描く厳しさ」だけ。
ほかはむしろ漫画チックなんだよな。

謎の男の小説感想部屋さん

製作現場が読めるのは面白いですね。プロジェクトXでは無いけれど、現場の裏側が覗ける楽しさがあります。

人生平々凡々さん

駄目な編集者を語るサイコーの様は生々しすぎて、
誰かの思いを代弁しているようにしか見えないのが笑えます。

漫画脳さん『ちょっとカジュアル、結構熱血』

掛け合いの面白さもあるし、ふたりが熱を共有する様子はストレートな少年漫画らしさを感じます。

枳棘庵漫画文庫さん

基本的に野心に燃える若者達のサクセスストーリーであり、それがたまたま漫画であったわけですが、それが「漫画」でなければならない必然性を支えるディティールの描き方・説得力がとにかく興味深く、そして面白いのであります。

マンガ一巻読破さん

なんにせよ、このコンビの新作であるのだから、批判したり斜めから読んだりするにしても、確実に注目に値する作品である。

■関連
『バクマン。』は『DEATH NOTE』へのアンサーコミックかもしれない - 三軒茶屋 別館

DEATH NOTE』が「全能感」を描く物語であるならば、『バクマン。』は「能力の限界に対する認識=限能感*2」を描くのではないでしょうか。

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2008-09-01

指摘はその通りで、「バクマン。」は、シビアな世界観を持ちつつも、それでも夜神月化せずにすむアンサーを描こうとしているのは、間違っていない。

『バクマン。』読みました: たけくまメモ
『バクマン。』のネーム原作について: たけくまメモ
QuickJapan12月号に『バクマン。』担当編集者のインタビューが掲載 - 三軒茶屋 別館
『バクマン』って結構ありなんじゃないかしら - 脳髄にアイスピック
有無:そろそろ漫画とアニメは切り離して欲しい
バクマン。のヒロインが無個性であることの意味 サイオンジ探偵社
マンガがあればいーのだ。 「バクマン。」によって明かされたジャンプシステムをまとめてみる。