夏目友人帳　緑川ゆき　白泉社　LaLa - クレイジーワールド　　〜漫画レビューまとめ〜

アニメ化決定のこの記念すべきタイミングに、まだ見てない人はリンク先の記事を参考に是非この作品に触れてほしいです。

緑川ゆき９冊目の単行本は孤独な少年と妖怪の交流を描いた連作である。第１巻には４話が収められ、どれもが読み切りの体裁で、短編のまとまりのよさと連続物の物語の積み重ねを同時に得られる作品である。

物語が動き始めた。妖（あやかし）との交流を淡々と描いていた一話完結の「夏目友人帳」が3巻に至って、一気に様々な予感・期待を詰め込んできた。

長期連載となった緑川ゆき「夏目友人帳」も5巻目に突入し、主人公・夏目と周囲の人々とのゆったりとした交流は色濃くなっていった。

なんでこんなに優しくて、なんでこんなに愛おしいんだろ。

妖怪たちとのあいだの、敵対でありつつも奇妙な共感と連帯感が生まれ、不思議なほのぼの感覚を作品にもたらします。

■関連
萌えプレ:9月10日の腐女子ニュース(空夢ノートさんより)
４巻のピックアップレビュー

他にも多くのサイトが言及している作品ですが、アニメの時間が近づいてきたので続きは明日。